• 「東三国駅」徒歩2分 鍼灸(はり・きゅう)のことなら秦鍼灸治療所へ  ☎ 06-6350-3077

鍼灸の往療施術について

寝たきり等で通院が困難であり、慢性的な痛みがある方に対し鍼灸施術、必要に応じて動作訓練や運動療法をおこないます。
医師やケアマネジャー等と連携し、訪問して施術をおこないます。
主治医の同意により、健康保険の取扱いが可能です。
施術の内容によりますが、1割負担の場合、1回の訪問施術につき、400円前後となります。
一部負担金公費助成や生活保護医療も取扱い可能です。


在宅ケアに関するご相談の傾向

平成22年8月~平成29年2月末のデータ

訪問施術のご相談は大多数がケアプランを作成しているケアマネジャーです。
居宅介護サービス計画の「訪問リハビリ」の一環として、介護保険外のインフォーマルサービスの位置づけで盛り込まれることが多いです。介護保険には限度額が設定されているため、理学療法士の訪問リハビリと併用して、利用されるケースもあります。
鍼灸で痛みを緩和したり、医療マッサージで関節の拘縮を緩和し、筋の柔軟性を高めておくことで、理学療法士による機能訓練が効果的に行われているケースも多々あり、各専門分野の技術を生かし連携していくことが、在宅患者さまの生活の質の向上に大いに役立つものと考えています。
当院も平成28年3月まで、居宅介護支援事業にて16年間ケアプランを作成してきましたので、在宅介護に関することでお困りの方はお気軽にご相談ください。


居宅介護サービス計画(ケアプラン)事例

要介護5 女性
多発性脳梗塞
右大腿骨頚部骨折
(人工置換術後)ADL:四肢の拘縮が著しく寝たきりで寝返りも不可
介護:食事・排泄、更衣等全介助
サービス:居宅療養管理指導1/2W、訪問介護1/W
訪問看護1/W、訪問入浴1/W
地域密着型介護(随時)、福祉用具貸与
生活課題となっている疼痛緩和や拘縮に対し、
医療マッサージを追加したケアプラン設定

 ↓
長期目標・・安定した座位保持が可能となる
短期目標・・筋の柔軟性の向上、拘縮・疼痛の緩和
サービス・・訪問マッサージ 3/W
毎日、ご家族の身体介護が必要なケース。
四肢の関節拘縮とそれに伴う痛みの影響で、介護ベッドを起こす際にも体幹が痛み、更衣介護や排せつ介助も困難のためケアマネジャーから相談があり、医師の同意のもと週3回の医療マッサージを盛り込んだケアプランに変更。
ADLの改善は難しいものの、拘縮が緩和し、可動域が拡大したことで、身体介護の負担が軽減。疼痛も少なくなり、本人の生活の質が良好な方向へ。

要介護2 女性 独居
変形性膝関節症
心疾患、腎不全
ADL:両膝の内反変形が著しく、居室内を歩行器で何とか移動しているが膝の痛みがあり動きにくい。排泄、入浴、食事摂取においては何とか自立。
介護:掃除、買物・食事の準備等の家事援助
ADLの現状維持が独居生活の存続に影響あり
サービス:居宅療養管理指導1/M、訪問介護5/W
福祉用具貸与
生活課題となっている疼痛緩和や動作改善に対し、鍼灸を追加したケアプラン設定
 ↓
長期目標・・安定した歩行が維持できる
短期目標・・疼痛の緩和
筋の柔軟性の向上、筋力強化
サービス・・訪問鍼灸・機能訓練 2/W
独居でほぼ毎日訪問介護による家事援助を受けているケース。
ヘルパーによる支援以外に、近隣居住の家族による支援を受けているが、在宅での独居生活継続には居室内の移動能力の保持が生命線となっている。
主治医からの依頼により訪問を開始。またケアマネジャーにより、週2回の鍼灸施術と機能訓練を盛り込んだケアプランに変更。高齢で手術不可能な膝関節の状況ではあるが、歩行動作に関連する筋群への鍼灸施術と筋力運動の継続により、疼痛の軽減とともに下肢筋力の低下を防止し、在宅生活を維持できている。上記は、ほんの一例ですが、さまざまなケースに対し、鍼灸マッサージによる在宅ケアを行っております。

ご利用開始までの流れ

①まずはご連絡ください
電話 (06)6350-3077 (平日 9:00~20:00、日祝 休み)
FAX (06)6350-3144
 FAXの依頼フォームが開きます。印刷してお使いください。

FAX確認後、当院からご連絡いたします。
 FAXの依頼フォームの書き方はコチラ

②一度、症状を拝見するためにご自宅に伺います。
療養費、負担金などの説明、医師の確認、患者さまのご容態のアセスメントを行います。

③医師の同意書を取得します
同意書はこちらで用意します。場合によっては患者様が受診される際、ご持参いただきます。

④治療開始
お一人おひとりに合わせたプランで施術を行います。1回30分程度、週に2~3日の方が多いです。

ご不明な点がございましたら  (06)6350-3077  までお気軽にお電話ください。